明後日から、ワークショップ開催。

明日23日はまるまる一日準備中。
24日は、受講されるみなさんをお迎えし、本格的な実践ワークショップを開催します。お覚悟を!

今回は、Windows7をインストールしたノートPCと、MacBookを用意しました。
正直なところ、デジタルアーカイブにはどちらが適しているか…といえば、一長一短。それぞれにメリットもデメリットもあります。

ただ…僕が使った印象からいえば、MacOSデジタルアーカイブをした方が、たぶん楽チン。
Windows7にも利点はあるのだけれど、難しところもたくさんあるのです。

今回は、基本的に高額の予算ではなく、リーズナブルでどこの図書館でも[すぐに取り組める]こと、このワークショップが終わって職場に戻ったその時から、学んだ事を活かせるというのが、Code4Lib JAPANによるワークショップの大きな特徴。

Macによるデジタルアーカイブ
 写真によるアーカイブシステムは、iPhoto をベースに考えます。
 もちろんこれだけでは十分ではないのは百も承知なのですが、iPhotoならばどのMacにも必ず着いてくるソフトです。

Windowsによるデジタルアーカイブ
 Macでの写真アーカイブが、iPhoto一本に絞れるのに対して、Windowsは選択肢が多い。選択肢が多いのに…出来ない事が多い。それも問題。
 ・ピクチャーフォルダー: Windowsの基本システムとして、ピクチャーフォルダーが写真アーカイブの役割を担っています。これはMacとは違うアプローチ。かつては マイ ピクチャー としてフォルダーがありましたよね。あれのちょこっと高性能判(ほんとうにちょこっとです)。

 ・Windows Live フォトギャラリー: 一応アプリケーションとして写真を扱えるのですが…どういうわけかピクチャーホルダーといい、フォトギャラリーといい[並び順]に難あり。グルーピングもでいない。これではアーカイブの位置づけがとっても難しくなります。

MacでもWindowsでも】
 どちらのプラットフォームでも対応できるのが、Googleが無料で提供している Picasa(アプリケーション版)。これはGoogleの写真共有サイトPicasaと一番親和性の高いアプリ。パソコンの中にある画像とう画像すべてを管理下に置く事ができるので、隠しておいたあんな画像、こんな画像も一網打尽に日の目にさらしてくれる。
 他にも、Adobe Photoshop Elementsのギャラリー機能なども両プラットフォームに対応している。

 …なんだけど…写真のタイトルづけやタグづけ、など…後々[写真アーカイブの組織化]を考えると、これらのソフトウェアでは十分ではないので…やはりちょっと工夫が必要。

今回のワークショップでは、せっかく両方のプラットホームを使える環境ができるので、その両方を体験していただきます(めったにないよこんなチャンス!)。

さらに、もうちょっとお金がかけられる…という場合には、専用のデジタルアセットソフトが、デジタルアーカイブのプラットホームにすることができる…そんなお話しもしたいと思います。

天気がちょっと心配だけど、24日、25日充実した1泊2日になるよう精一杯ワークショップいたします。
お楽しみにー!


by まるやまたかひろ@山中湖