図書館からはじめるデジタルアーカイブ NYPLの場合。

flickrフリッカー)を使ったデジタルアーカイブを紹介していますが、今宵はニューヨーク公共図書館(NYPL)

 New York Public Library's photostream

こちらも最新の写真は、音楽に関係する写真ですね。
それとちょっと特徴的なのが、緑色の◯印。これは「誰が著作権者かは不明なので、NYPLはここで公開しているけど、誰かの制限をうけることがあるかもしれません」という意味(らしい…英語力の無さ)。詳しくはこちら The Flickr Commons

ただ、かなり多くの写真が Creative Commons として公開されているので、条件を尊守しながら無料で利用することもできる。

また、コレクションは実に多彩。

 New York Public Library's photostream | Sets

ひとつひとつをみているだけで、時間を忘れてしまいそうなほど。


米国議会図書館やニューヨーク公共図書館など、いわば図書館界トップランナー的な存在のデジタルアーカイブでさえ、多額の予算をかけて自前のシステムを作るという選択はしないで、こうした民間サービスを利用して、経費削減と同時に最大の効果を上げています。

ぜひとも、図書館の規模の大小に関わらず、またこうした古い写真はなかなかない…という図書館でもぜひ、flickrを使って日常の図書館風景をシェアしあうだけでも、新しいつながりが生まれることがあります。

そんな flickr 使いになるためのワークショップが開催されます。
開催場所は、富士山のふもとの山中湖情報創造館。 9月24日(金)〜25日(土)の1泊2日。
詳しくはこちら >> http://www.lib-yamanakako.jp/event/20100924-25.html

あなたの、ご参加をお待ちしております。
お申込はこちらから > http://bit.ly/9DHODx


flickr豆知識】
 flickrサイトには、

 1)アップロードした時系列で保存される photostream
 2)複数の写真をグルーピング化する set
 3)そのセットをさらにグルーピング化する collection
 4)他の人と写真をひとつの場で分かち合う group

 があります。基本は1枚1枚の写真を保存していくことなのですが、それぞれの写真の組み合わせで、さらに深い価値が出てきます。


by まるやまたかひ@山中湖