Code4lib JAPAN 準備会の代表 丸山高弘 です。

みなさんこんにちは。

この度、私たちがこれから取り組む事業に対して、平成22年度の助成事業に採択いただきました。まずは、この場をもちまして感謝申し上げます。ありがとうございます。

一方で、この助成金を有効に活用し、未来をつくる図書館の一員となる人材育成に取り組むという大きな使命を考えると、身の引き締まる思いもしております。

私たちは、これからの図書館サービスにICT技術を多いに取り込み、現在とそして未来の利用者のための図書館サービスを充実させることができる人材の出来うる限りたくさん登場させることが大きなミッションです。

これまで、とかく日本の図書館は、諸外国の図書館に比べ、十年単位で遅れているといった指摘がされてきました。厳しく評価する方の中には、四半世紀以上は遅れているといった指摘もあるようです。ですが、ことICT利活用に関して言えば、そのスキルを身につけた人材は決して見劣りする事はありません。諸外国の図書館員…特にシステムライブラリアン、ウェブライブラリアン、サイブラリアン…等といった方々たちと、十分に互角に勝負できるスキルを持っている図書館員たちも少なくはないのです。
ただ、残念なことに…多くの図書館においては、そのスキルを十分に図書館サービスとして発揮する機会が…とてもとても少ないのです。

私たちの活動は、人材育成はもちろん、現在すでにスキルを身につけている方々、そして私たちの講座を受講してスキルを身につけた方々が、図書館の現場でその能力を発揮できる環境づくりも、大きな課題のひとつだと、考えております。

まずは、今年度…時代はまさに電子書籍電子図書館、アマゾン・キンドルやアップル・iPadなどの新しいコンピュータのカタチが登場し、数十年に一度という好機を迎えることができました。ここで図書館業界としても、大きな飛躍(ジャンプ)ができる絶好の機会であると、私たちは考えております。

どうぞ、これからの私たち Code4Lib JAPANの取り組みにご期待ください。

まずは、感謝と決意のごあいさつです。

Code4lib JAPAN 準備会 代表 丸山高弘